【DIYvs業者】お庭をドッグランにするための基礎知識

2022.07.13

みなさんこんにちは外構アドバイス犬アリスでございます。

今回は「お庭をドッグランにするための基礎知識」ということで説明をしていきます。

実は、私のいる会社ではドッグランを所有してたり、ドッグランの施工実績が多かったり、非常に実績のある分野になります。

日本全国見ても結構珍しい会社になるかと思います。

今回はそんなドッグランの知識をしっかり共有できる記事にいたしますのでぜひご覧ください。

▼動画で分かりやすく解説!!!▼

ドッグランとは?

まずはドッグランとは?ですが、ドッグランとは犬の飼い主が管理の上、隔離されたスペースの中でリードを外し自由に運動させることができる場所や施設のことを指します。

最近ではドッグランがある地域・施設が増えてきており、自宅にもドッグランを作りたいというご家庭も増えてきています。

自宅にドッグランがあることで飼い主さんは犬の散歩の時間を削減することができますよね。

毎日1時間の散歩の負担がなくなり、空いた時間で家事ができるようになったという声もあります。

あとは、有料ドッグランに行っている場合はその費用が節約できるとか、犬の運動不足が解消され、ストレスの軽減、病気の予防になるなどメリットがあります。

ドッグラン作成に必要な設備(床編)

次はドッグランに必要な設備を解説していきたいと思います。

基本的にドッグランに必要な設備は芝生やまさ土などの床と囲いの役割をするフェンスがあれば十分です。まずは床からみていきましょう。

天然芝のメリット初期費用が安い、柔らかいので犬に負担が少ない、空間が綺麗に見えるなどがあります。

デメリットとしてはメンテナンスが面倒、穴を掘ったりなど凹凸ができる可能性があるということです。

芝生は少なくとも月一はメンテナンスをする必要があるため、メンテナンスが面倒と感じる方、時間がない方にはオススメできないかもしれません

ただ、私の会社でドッグランを作られるお客さんは基本的に天然芝ですし、そのようにオススメしています。

全体を天然芝にして一部をまさ土にするのがわんちゃんにとってもオススメです。

人工芝のメリットメンテナンスが少ない、犬の身体が汚れにくい、空間が綺麗に見えることがあげられます。

デメリットとしてはコストが高いなどですかね。

また人工芝は芝に匂いが残る可能性があります

例えば、わんちゃんがおしっこして芝に匂いがついてしまうなどです。

コストが高いので匂いが残ってもすぐに変えることができないので大変です。

ウッドチップのメリットは木のいい香りが公園にいるような気分にさせる、殺菌効果、消臭効果があり匂いが気にならない、空間が綺麗に見えるなどです。

ただ個人的にはこの中では一番オススメできない商品です。

ウッドチップは基本的に軽いので風が強いと飛んでいくことがあります

天然芝の一部をウッドチップにしても少し立つとチップが飛んでいって汚くなる…なんてこともあります。

また、わんちゃんに刺さって怪我をする可能性もあります

ある社員の話では今まで5回程お客さんのドッグランにウッドチップを採用したそうですが、そのうち2回程わんちゃんの口にウッドチップが刺さり手術をしたということがありました。

その社員の自宅にもウッドチップを敷いていたそうなんですが、ご自宅のわんちゃんも最近口が臭いなーと思ったら口の奥にウッドチップが刺さっていた…みたいなことがあったそうなんです。

もちろんウッドチップおしゃれなんですけど、そういったこともあり個人的にはオススメしない商品です。

まさ土のメリット芝を引いたりする必要がないのでコストがかかりません

また土は冷たいため、わんちゃんがお腹を冷やすために土があると良いかと思います。

それからわんちゃんは穴を掘る習性があるため単純に喜びます。

デメリットとしては土なので汚れやすいことが挙げられます。

今挙げた床の種類を総括すると、個人的には天然芝にして、一部をまさ土にするのが一番いいのではないかと思います。

ドッグラン作成に必要な設備(フェンス編)

お次はフェンスです。

ここでは推奨するフェンスの高さと種類について解説をしていきます。

フェンスの高さ

まずはフェンスの高さです。目安としては120cm-150cmがよいとされています。ただ犬種別に見るとこんな感じです。

高さ80cmが小型犬チワワやコーギーなどですね。120cmが小型でも狩猟犬と言われるジャック・ラッセル・テリアそれから柴犬もそうですね。150cmが中型でも狩猟犬のイングリッシュ・コッカー・スパニエルそしてゴールデンレトリバーなどでしょうか。180cmがボーダーコリー、シェパードなど大型犬に適している高さです。

この高さを基準に作ってもらえれば、よほどのことがない限り飛んで逃げ出すことはないかと思います。

フェンスの種類

メッシュフェンス

メッシュフェンスは安くて耐久性も高い商品で、ドッグランのフェンスで一番スタンダードな種類です。

ただ写真の通り目隠しにはならないのでわんちゃんが逃げ出さないようにする目的だけであればメッシュフェンスで十分です。

アルミ製フェンス

アルミ製フェンスは丈夫で軽く、腐食に強いです。

デザインも豊富なためフェンスをよりおしゃれにすることができます。

こちらは主に目隠しフェンスとして使っていただく形になります。

樹脂フェンス

樹脂製フェンスも同じく目隠しとして使っていただきます。

木製よりも耐久性が高く木目調にできることが特徴です。

鋳物フェンス

鋳物フェンスは重厚感があり、洋風なデザインになりますが非常に高くなってしまうのがデメリットでしょうか。

ウッドフェンス

あとはウッドフェンスです。DIYをされる方はウッドフェンスが多いかと思います。木の温もりがあり、おしゃれに仕上がりますが、メンテナンスが面倒で腐る可能性があります。

また、フェンスを考える際に一緒に考えてほしいのが、フェンス下の脱走対策です。

フェンスの下は少し隙間ができていて、わんちゃんが穴を掘って脱走してしまうことがあります。

DIYでドッグランを作ったお客さんがペットの芝犬を敷地内で放していると2回程フェンス下で穴を掘って逃げ出したということがあったそうです。

そのためフェンス下に沿って、ホームセンターとかで売っている固まる土を壁になるようにして地面下に作っていただくことをオススメします。

10cm程度の深さでOKで、固まったらそのまま土に埋めましょう。

それだけで十分脱走対策になります。

そのDIYされた方も同様の対策をした所、以降ワンチャンが逃げ出すことはなくなったということでした。 

また、そのような対策をしてもワンチャンが絶対に逃げ出さないわけではありません。

万が一に備えて、外に出す際は名前と連絡先をつけた首輪をつけてはなすようにすることが大切です。

ご近所トラブルにならないように隣に確認しておくことも場合によっては必要かもしれません。

DIYと業者施工の費用・それぞれのメリットデメリット

次にDIYと業者の費用の違いとメリットデメリットを解説していきます。

ドッグランの設置費用と言っても大きさやフェンスの種類によって値段も変わります。

今回はこんな感じのお家に5m×5m×10mの3面にフェンスを設置して床には天然芝を敷き合計25平米のドッグランを作る時の費用をみていきましょう。

まずはDIYの場合です。

種類DIY
施工費用(合計)17〜20万円
フェンス代15万円(フェンスは木製)
芝台2〜5万円
日数2〜5日程度

DIYは基本的に木材でフェンスを作るかと思います。

費用は合計で15万円程を想定しておきましょう。

設置日数は人によりスピードが異なりますが、2〜5日程度見込んでおくと良いかもしれません。

芝を自分で植える場合は芝代2万円〜可能です。

フェンスと芝を合わせて、17〜20万円でドッグランができるかと思います。

業者と比べると非常に安く設置できるのでオススメですが、デメリットとしては自分でドッグランを作る必要があること、フェンスが木材の場合腐りやすくメンテナンスが必要であること、耐久性では業者のものにどうしても劣るため逃げ出す心配が多少あることでしょうか。

種類業者施工
施工費用(合計)30万円
フェンス代20万円(フェンスはメッシュ製)
芝台7〜8万円
日数2〜3日程度

次に業者にドッグランを作ってもらう場合はフェンス費用30万円程度を想定しましょう。

フェンスはメッシュフェンスが一般的です。

設置日数は1〜2日程です。

フェンスの柱には基礎作り、大型犬がぶつかっても壊れないような頑丈な作りになっています。

フェンス下から逃げ出さないように壁を作ることもよく施工しているはずなのでお任せすることができるかと思います。

芝に関しては業者に依頼すると7-8万円程度かかります。

施工事例

次に実際に私アリスの会社で施工した事例をみていきましょう。

今回この施主様、K様は新築にドッグランを作られました。

フェンスはいろいろと悩まれて、このようなアメリカンフェンスを希望してましたが予算も上がってしまうという所で、最終的にはPCフェンスを採用されました。

公園などの公共施設でよく使われている種類のフェンスですね!

ご希望のアメリカンフェンスに似ていて、価格もリーズナブルなので採用されました。

飼っているワンちゃんは小型犬なのでフェンスの高さはさほど高くはしてませんが門扉も付け出入りも自由にしてますので駐車場からすぐドックランを使えるようにしてます。

リビングからも使いやすいようにタイルテラスも設置しました。

豪華に見せるため一般的な30センチ角タイルではなく、大きい60センチ角を使用しかっこよく出来あがりとても喜んで頂けました。

そして、予算を抑えるために人工芝は自分で施工を選択されました。

整地までを弊社で施工し、あとは休みを利用し家族でDIYを頑張ったそうです。

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